17日の記録。廻り縁二段目と天井板張り

今日は、天気が悪く日が出ませんでした。
曇りの日ですと、とても暗く加工するにもやりづらい日でした。
暗くてやりづらいと思いながら、目を凝らして加工してましたので、目は疲れるし時間は掛かるし、くっ付きは悪いしと曇りの日はいい所がありません。

どうにか加工し1箇所ずつ留めを調整し取り付けました。
二段積むと一段目と留めのラインがずれないようするので、固定する際は錐揉みして打ちます。

二段積んだ留め部です。
楔が沢山見えてますが、余り上手じゃないから楔で寄せてます。
ちなみに、この廻り縁は鴨居材を割いて作ってます。
上手くいくと目がピッタリ合う材料が取れます。

1段目と2段目が密着するように尺間間隔で固定後、濡れ雑巾で綺麗に拭取りをします。
拭いておかないと、手垢などで汚れが浮き出てきたりするのです。

天井板の割り振りをし張るのですが、これも素手でやると手の油が付いて、数年後に手の跡が浮き出てきますので、手袋着用で作業となります。

今回は敷き目天井板ですので、吊桟と板の接合に、石川鉄工のワンタッチ敷き目釘を使いました。

メカス釘でも良いのですが、これは釘を打たないタイプですので楽です。
これだけでも落ちませんが、万が一があると怖いのでボンド併用してます。

途中、二階床の張りと天井板の隙間が50ミリしかなく、苦戦しましたがどうにか張り終えました。

竿縁だったらまだ終わってませんね。


建築中、へこみ傷と作ってしまう時があると思います。
無垢材ならこんな時、鉋屑を一握りとアイロンか投げ込みヒーターを使って直します。

鉋屑を濡らしアイロンを上から掛けるか、投げ込みヒーターを当ててキズの所で熱湯にするんです。
熱湯を掛けるより早く確実に膨らませる事が出来ます。
やりすぎて焦がさない様に注意が必要です。

余り使う事は無いと思いますが、頭の片隅に入れておくと便利な技です。